キースのサラーブ王国滞在記-第1章-

『キースのサラーブ王国滞在記』

僕は、キース・グリーンハルシュゴダード。考古学者。

ひょんなことから神秘の国・サラーブ王国に不時着した僕は、この国の驚くべき実態を記すべくペンを取ったのだ。

なお、本書にあえなく掲載することが叶わなかった瑣末な出来事は、『Twitter』に備忘録として記していこうと思う。

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第1章 着いたばかりで絶体絶命?!

○月×日 晴天 ほぼ無風

「あいたたたた…」
痛む身体を引きずりながら、僕は砂漠の中に突如として現れた要塞のような建物の周りを彷徨っていた。
砂漠を歩くつもりなんて全くなかったから、普通の革靴を履いて来てしまって、砂が次から次へと靴の中へなだれ込んでくる。あーあ、靴下にもびっしり砂がこびりついてるんだろうなあ。折角、おろしたてなのに。

そもそも、操縦していた飛行機の計器が狂って砂漠に不時着なんて、不幸なことこの上ない。
飛行機墜落、軽い打ち身、砂のついた靴下。マイナス要素が多すぎる。
もし僕が地質学者だったら、比較的珍しい砂砂漠の広がるこの土地に狂喜乱舞するところだろうけど、あいにく僕はそっちの方面にはあまり食指が動かない。
今はとにかく、この建物の中に人がいるかどうか確かめなくては。そして、その見つけた人にこのどん底の状態から助けてもらいたいんだけど。

「おい」
「うわあ!!」

不意に呼び止められて、反射的に振り返るとそこには…。

え?!!盗賊??!!

そこに立っていたのは、全身黒ずくめに黒いターバン、腰には短剣をぶら下げた、おとぎ話の盗賊が服着て歩いているような…服着てない盗賊はただの露出狂だな!
ともかく、どこからどう見ても“盗賊”という出で立ちの男がこちらを睨んでいるのだ。

「あの、えーと…怪しいものではないんです!」
慌てて、不審者ではないということを訴えるが…通じてない?!

白刃を煌めかせながら距離を詰めてくる盗賊に、僕はなすすべもなく…。

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あ!!!
そうだ!!!
こういう時は“アレ”だ!!!

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次回、はたして僕の運命は?!“アレ”の効果はいかに?!

次回もお楽しみに!

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